子宮体癌検査の時期とは？
ここでは、「子宮体癌検査の時期」
についてお話します。
子宮体癌の検査を受ける場合、
年齢や時期などは関係あるのでしょうか？
そこで、今回は子宮体癌の検査を
受ける時期についてまとめました。
子宮体癌を発症しやすい人
子宮体癌はエストロゲンという
助成ホルモンが子宮内膜を増殖することで
発生リスクが高まりますので、
その条件に当てはまる方は
子宮体癌が発症しやすいです。
月経不順の方は、排卵がうまくいかず
エストロゲンが過剰となり子宮体癌が
発症しやすいです。
さらに、月経と不正出血を間違えてしまい
発見が遅れてしまう場合があります。
妊娠、出産の間はエストロゲンの分泌が
減少しますので、子宮体癌の
リスクが低くなります。
そのため、出産経験が無い方は必然的に
エストロゲンの分泌が少なくなる時期が
ないので、出産している方と
比べて高くなります。
肥満も子宮体癌のリスクを高めます。
脂肪組織でもエストロゲンは
作られているためです。
更年期以降は子宮内膜を剥がす
プロゲステロンというホルモンが十分に
分泌されず子宮内膜が厚くなるため
子宮体癌のリスクが高まります。
また、不正出血を更年期の症状と勘違い
する場合があり、発見が遅れる
可能性があります。
子宮体癌の予防
子宮体癌を予防するためには、
生活習慣の改善と体調の変化を
観察することが大切です。
肥満ぎみな方は肥満解消すると
子宮体癌のリスクが減少します。
しかし痩せすぎると体の抵抗力まで
下がるので、適正体重を計算し
その体重を目標にしてください。
月経不順のある方はほっとかず、
低用量のピルを飲んだりして
月経不順を整えてください。
低用量のピルを内服すると月経不順が
整えられ、子宮内膜が薄くなるので
子宮体癌のリスクが減少します。
１０年ピルを内服すると
発症リスクが２割程度低くなります。
そして、もし不正出血や下腹部痛など
子宮体癌の症状があれば、
すぐに病院を受診してください。
子宮体癌の検査を受けると良い時期
子宮体癌の検査では
子宮内膜が厚いと癌では無いかと疑います。
そして月経前は子宮内膜が厚くなってきます。
その時期に検査を受けた場合、
子宮体癌の可能性があると
診断されやすいです。
そのため、子宮体癌の検査を受ける
時期は子宮内膜が本来薄くなっている
月経直後が最良です。
もしこの時期でも子宮内膜が厚かった
場合は子宮体癌の可能性が高くなります。
子宮体癌が発症しやすい年齢は
４０代から上昇し、５０〜６０代が
一番多くなっています。
しかし、中には３０代で発症した方も
いますので、何歳から受けた方が良い
とかではなく、心配な方は年齢に
関係なく受けた方が良いです。
年齢などの条件に当てはまると、
市町村や職場などが助成してくれる
場合もあるので、
検査を受ける前にそれらの情報収集を
しておくと金銭的な負担は少なくなります。
このように、子宮体癌はなりやすい人が
判明しているため、
そのようにならないよう予防すれば
発症リスクが減少します。
しかし、病院で検査を受ける事が
一番大事ですので、４０歳以上に
なった方は年に１回は月経終了直後に
検査を受けた方が良いです。